こんにちは、柴田崚介です。
大学院に通いながら、私立高校で非常勤講師をしている現役教師です。
サッカー部のコーチもしています。
先日、下記のツイートをしました。
教育実習の模擬授業において
— 柴田崚介@高校教師×大学院生 (@ryoispassion) 2019年6月28日
圧倒的に大事なのは
「担当教員のマネをする」
ということです
自分の理想の授業方法を持って教育実習に行く人もいるかもしれませんが
実習中は、徹底的にマネすること
マネしていくなかで、自分がしたいことを少しずつ試していくのが理想です
変なプライドは捨てよう。
教育実習において模擬授業を成功させることが
最重要ですよね。
大学で模擬授業やって来たけど…
うまくいくかな…
そんな悩みを解決していきたいと思います。
徹底的に「担当教員のマネをする」
ズバリ成功させるポイントは
マネをすることです。
そのためには、まず担当教員の授業を真剣に見る必要があります。
授業の構成を徹底的に分析する
教育実習が始まってすぐは、担当教員の授業を後ろで見学させてもらうことが多いです。
その時に注目して見て欲しいポイントがあって
それは、「授業構成」です。
つまり、50分授業なら50分をどのように使っているかということです。
例えば、挨拶に5分、本文和訳に20分とか
どんな時間配分でやっているかメモしましょう。
これによって何がわかるのか
それは
「授業内で一番大切にしたいポイント」
が見えて来ます。
純粋に、他のものより時間とってやっているものが一番のポイントに当たります。
どんな風に教室を巡回しているか
教師を目指している方なら聞いたことがあると思いますが
授業において、机間巡視が大切になって来ます。
そのタイミング・方法はどうなのか分析しましょう。
チェックするポイントとしては
・回数
・方法
・時間
の3つです。
回数は、授業中に何回机間巡視を行っているか
方法は、どんな風に生徒たちに声かけを行っているか。
時間は、授業のどの時間に机間巡視を行っているかです。
どんな話し方をし、間をとっているか
話し方一つにおいても、生徒をどのように惹きつけているか
そこを分析して欲しいです。
これは、子どもたちの反応をみる分析とも思いますが
どんな話をしたとき、生徒たちの反応がよかったかメモしておきましょう。
もう一つ、難しいのが
「間の取り方」
です。
これがすごく難しくて
・ノートを写させる時間をどれくらいとっているか
・話のタイミングはどうか
など一概に説明するのは難しいのですが
授業をしていく上では必要な要素になって来ます。
自分の感覚でいいので、気にしながら聞いているだけでいいと思います。
マネをしながら自分の試したいことをしていく
担当教員のマネをするために分析を行っていく必要があるというお話をして来ました。
次はマネをしていく中でどうやって違いを出していくかです。
サブの部分で試す
授業内において、一番時間をとっているところ=一番大切なポイントでした。
その中で、自分のしたいことを試したいなら
そのメインではない部分でやりましょう。
というのは、自分のしたいことを優先したがためにメインをないがしろにしてしまうということを避けるためです。
初めてやることならなおさら、時間がかかります。
本当にやって見たいことが必要なのか
自分の気持ちも大切ですが
担当教員に相談して見るのがベターでしょう。
うまくいかなかったらやめればいい
教育自習生はミスをして当たり前です。
自分のしたいことにトライして見て、うまくいかなかった。
やめたらいいんです。
僕自身、プリントまで用意したのに一回で挫折しやめましたw
基本ベースが担当教員のマネをして完成しているわけですから
失敗しても、大きく崩れることはありません。
もし、自分の考えで全部やっていてミスをしたらどうなるか
授業が進まなかったらどうなるか
担当教員にも、子どもたちにも迷惑がかかってしまいます。
変なプライドは捨てよう
あなたが、大学やどこかでどれだけ練習して来て自信があったとしても
そんなプライドはすべて捨ててください。
そのプライドがあなたの成長を妨げます。
いかに貪欲に学ばせてもらえるか
もし、あなた自身にもう決まった指導方法があったとしても
一度、捨ててください。
教育自習はあくまで学ばせてもらう場所です。
自分こんなに指導できるんです。すごいでしょ!
と自慢する場所ではありません。
なんども述べて来ていますが、一度担当教員の指導を徹底的にマネする。
そこから、自分のカラーを出していく精神が大切です。
教育自習生に担当教員を批判する資格はありません。
ちょっとキツイ言い方になるのですが
もしかしたら、担当教員の授業が世間的にあまり上手ではないかもしれません。
いわゆるハズレのパターンもあるかもしれません。
あんな先生の授業マネしても意味ないし
とはならないで下さい。
その先生と同じ授業構成で勝負して下さい。
もし、本当にあなたに実力があるなら、同じことやっても違いが出てくるわけですよね?
どんな担当教員だったとしても、必ず考えて授業しています。
その真意を直接聞くなどして見ましょう。
終わりに
今回は、教育自習の模擬授業は徹底的に「マネ」をしろ!
というテーマで解説して来ました。
教育自習において、模擬授業はダイレクトに評価に繋がってくるので不安もあると思います。
大丈夫です。
徹底的にマネする精神で望みましょう!!
コメント
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