こんにちは、柴田崚介です。
大学院に通いながら、ブログとYouTubeを運営しています。
私立高校の非常勤講師とサッカー部のスタッフも両立してしました。
※ 2020年度は修論専念中
今回は、大学院生と非常勤講師の両立は可能か?をテーマに解説していきます。
大学院生というのは、学部生より授業が少ないため時間が取れます。(本当は研究のための時間)
教員免許状は学部を卒業するともらえるため、大学院生をしながら教師をすることは可能なわけです。
ただ、大学院生と非常勤講師を両立するにあたって
・修士論文が書けるのか
・現実非常勤講師って大変なのか
といった疑問や不安があると思います。
結論は、やめておいたほうがいい。です。
冒頭のあいさつで軽く触れましたが
僕は、一年間大学院生と私立高校の非常勤講師を両立しました。
その経験からリアルを全てお話しします。
現実、僕は一年目ほぼ研究できませんでした。
得られるものもあったため後悔はしていませんが、できるなら選択しなかったかなと思います。
ただし、非常勤講師をやる上で
条件に融通が効くならアリです。
特に教育系の研究をしている方なら研究にも生かしやすいと思います。
僕の働き方を紹介した後、両立が可能な条件について解説していきます。
僕の働き方[マネしないでください]
僕の実際の働き方をみていきましょう。
もし、大学院生と両立するのであれば、反面教師にしてください。
今回、給料について触れてないので非常勤講師の給料が気になる方はこちらの記事をチェックしてください。
1週間の生活例
まず、僕の一週間の生活をどうぞ。
月 5コマ授業
火 5コマ授業+部活指導 18:00まで
~ 19時台のバスで神戸へ移動 ~
水 大学院授業
木 大学院授業
金 大学院授業 15:30まで
~ 19時台のバスで京都府北部へ移動~
土 サッカー部指導(ほぼ丸一日)
日 サッカー部指導(ほぼ丸一日)
まとめると
土日月火 高校教師
水木金 大学院生
です。
正直、めちゃくちゃキツかったです。
大変だったこと
大変だったことは
・移動
・授業準備
・部活指導
です。
非常勤講師としての仕事全てやないかい!
と突っ込まれそうですが、掛け合わされてキツかったんです。
移動
京都府北部 ~ 神戸間の移動(約2時間30分)
移動費(月約2万円)
これが、しんどいんです。
移動は高速バスの乗り継ぎなんですが(自家用車で移動していればとんでもない費用)
・時間が奪われる
・お金が奪われる
この2点が移動面で痛かったことです。
時間は移動している2時間30分が奪われます。
![](https://ryosuke-life.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
移動中に勉強したら?
そう思うじゃないですか。
無理ですよ。
通勤電車で勉強しようとして勉強できる人どれくらいいますか?
ましてや、乗り物はバスです。
酔います…
移動費に月2万奪われていたんですが、自腹でした。
本当は、学校側に請求すれば良かったのかもしれませんが当時の僕にはできませんでした…
稼いだ額から時間とお金が減っていたわけです。
だいぶ消費したと思います。
授業準備
新卒一年目で先生していると同じですから、授業はほぼ手探りです。
授業が終わって家に18時ごろに帰宅した後、夜中の1時ごろまで授業準備をしていました。
マジでずーーっと勉強していました。
これは正直、教科によって変わる部分ではあると思います。
主要科目の先生をする場合は覚悟してください。
![投稿者](https://ryosuke-life.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_6988.jpg)
適当にやれば、楽です。
でも、生徒のことを考えると手は抜けなかったです。
部活指導
私立で、母校だったこともあり部活指導にも参加していました。
僕が選択したこととはいえ、かなりハードでした。
土日はほぼ一日潰れ、お金はほぼ発生しません。
時給換算するようなバカなことだけはしてはいけませんw
先生として、働きながらであれば部活指導してもいいなと思いますが
絶対、大学院生がしてはダメです。
良かったこと
![](https://ryosuke-life.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
なんか悪いことばっかり言って、良かったことないじゃないですか
安心してください。ありますよw
良かったことは
・普通はできない経験ができた
・先生の大変さや楽しさがわかった
・自分に付加価値がついた
この3つです。
普通はできない経験ができた
大学院に通いながら
神戸・京都北部間を毎週移動し
2日で10コマ授業を行い、部活指導も行う
僕と同じ経験する人なんてマジでいないと思っています。
普通に大学院生活を送っていてはできない経験ですよね。
この経験を1年でできたのは大きかったです。
その分、研究する時間が失ったわけですけどw
だからこそ、2年目は修論に専念しています。
この1年を乗り越えた僕は無敵だと信じています。
先生の大変さや楽しさがわかった
新卒になる前に先生をできた経験は本当によかったです。
今後、僕が大学院を卒業後どの進路を選択するかはわかりませんが
先生ってこんな仕事でここに楽しさがあって、ここがしんどいのかと
「先生」という仕事を知ることができたのは大きなアドバンテージだと思います。
![投稿者](https://ryosuke-life.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_6988.jpg)
担当していたクラスの子たちが留学に行く前に、送迎会をしたとき
「あぁ、担任持ちたいな」
って思いましたw
自分に付加価値がついた
普通はできない経験=自分の付加価値になる
ということです。
よくある考え方ですが
〇〇×〇〇の掛け算です。
その掛け算が増えるほど自分の市場価値が上がるとするのであれば
僕は、かなり掛け算できます。
世の中は個人の時代になってきたと言われています。
普通の道を進んでいては、市場価値は高まりません。
誰かに価値を与えることのできる人間になれる一歩に繋がったなと強く感じます。
両立が可能な条件
僕の体験談を長々と読んでいただき、ありがとうございました。
ここからは、この経験を踏まえて、大学院生と非常勤講師を無理なく両立するために必要な条件を紹介します。
それは以下の3つです。
・コマ数が少ないこと
・部活指導をしないこと
移動が少ないこと
まず、絶対に移動時間を少なくしてください。
移動時間ほど無駄なものはありません。
できる限り徹底的に排除してください。
その余った時間を自分のために使えるようにしましょう。
コマ数が少ないこと
僕は私立だったので、ちょっと特殊でしたが
コマ数(授業数)は少なくしましょう。
授業の数だけ準備にも時間がかかります。
授業より、準備が大変なので物理的にその数を減らすことがオススメです。
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週6~8コマぐらいがいいと思います。
部活指導をしないこと
非常勤講師は部活指導はありません。
が、流れでみてよとなるかもしれません。
断りましょう。
大学院生であることを忘れてはいけません。
日本の部活はかなりブラックで時間が奪われます。
のわりにお金は稼げません。
もし、みる雰囲気になっても
絶対に断りましょう。
まとめ
今回は、大学院生と非常勤講師の両立は可能か?というテーマで解説してきました。
実体験から解説しているので、どの誰の記事よりもリアリティを感じていただけていたらなと思います。
結論、やめたほうがいい。でした。
ただ、僕があげた3つの条件をクリアしているのであれば両立可能です。
条件を話し合うとき、受け身にならずに
・自分は大学院生がメインであること
・こういう条件のもとで働きたいと考えていること
を必ず伝えましょう。
この記事ではお伝えしきれなかったこともたくさんあります。
また、個別に聞きたいことがあれば
お気楽にTwitter(@ryoispassion)でDM送ってください!
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