こんにちは、柴田崚介です。
大学院に通いながら、私立高校の非常勤講師、サッカー部スタッフをしています。
みなさんは、教師がSNSをすることに対してどう思いますか?
割と否定的な考えを持つ方が多いのではないでしょうか。
・生徒にバレたらどうするの?
・何か問題起こしたらどうするの?
こんな意見があがってくるのではないかなと思います。
ただ、今の時代、個人が発信力をもてるようになっていきました。
YouTubeなどのSNSの発達により、それだけでお金を稼ぎ、ご飯を食べている人がいるのも事実です。
そんな時代に、子どもたちはどんどんSNSを活用していく時代に、教師は昔ながらの考えでSNSで発信することはダメだと言うことはできるのでしょうか?
僕は今後は、どんどん教師がSNS使って発信していく時代になると思っています。
それはやはり
個人としての発信力を持つことができるから
です。
個人の時代へ
インターネットの発展で生まれたSNSというものにより、簡単に個人が世界中の情報に繋がれる時代になってきました。
そんな中で生まれた職業YouTuber、多くの日本人が彼らの動画をみて楽しんでいると思います。
個人が発信力を持てる
SNSの発達で一番変わったのは、個人の発信力が変わったというのはいうまでもないでしょう。
昔は、テレビか本でしか知ることができなかった情報が簡単にスマホ一つで知ることができるようになりました。
つまり、教師に置き換えて考えると
自分の教育観を発信できる
ようになったということです。
全国に眠っている素晴らしい教育観を持って教えている一教師にスポットが当たる可能性があるということです。
例えば、YouTubeで教師としての教育観や、子育て法の発信、授業などを行うとします。
そうすることで何が起きるでしょうか?
日本全国でファンを作ることができるわけです。
今までは、一期一会で担当になった子どもと関わりを持つだけだったのが、日本全国の子どもの先生になれるチャンスができました。
あなたが子どものことが本当に好きで、自分の教育に自信があるのなら、自分の考えを世に発信してみると面白いと思います。
オンライン授業の発展
SNSだけでなくオンライン授業というものも発展してきました。
有名どころで行くと、スタディサプリなどです。
月額1,980円で予備校の有名講師の授業が見放題というサービスです。
学校行かなくても、家でスマホで動画を見ながら勉強するだけでOKという時代がもう目の前にきています。
スタディサプリで例えると、CMにも出ている関正生先生という方がいらっしゃいます。
僕は、英語教師なのですが正直教え方だけみるとこの人には敵わないなというレベルです。
さっきのYouTubeの話に繋がるのですが、関先生には全国に多くのファンができていることが想像できますよね?
英語なら関先生だ!
と思う子どもも実際に増えていると思います。
つまり、ここから予想できるのは
子どもが教師を選ぶ時代になる
ということです。
全国の教師から好きな先生を選んでいいよとなった時、あなたは子どもから選んでもらえる自信はありますか?
全国にファンを作るためにも教師が今後、SNSを使い発信することが必ず大切になってくることが想像できるはずです。
働き方改革へ
現在、教育現場では「働き方改革」がかなり言われています。
この「働き方改革」というのもSNSを通じて盛り上がっているのではないかと分析しています。
学校がクローズからオープンへ
今まで、学校というのは完全クローズな世界でした。
体罰や犯罪に近いことも平気で行われていたこともあったでしょう。
それがSNSの発達により、クローズだった学校がオープンになってきました。
・体罰
・ブラック校則
そして
・働き方改革
様々な問題が浮き彫りになり学校は変革を求められているわけです。
SNSを通じていろんな学校の環境がわかるようになっただけでなく、世の中の常識と比べられるようになったとも言えるかもしれません。
学校だからで通用していたことが、社会の常識と比較されるようになったということです。
学校自体がSNSを活用しなければいけない時代になってきています。
働き方改革に関しても、簡単に個人が意見を世間に言うことができます。
実際、Twitterなどをみていると、働き方改革に向けて運動をしている教師の方も多くいます。
個人のSNSがきっかけで世の中が変わる可能性がある時代です。
少子高齢化問題
少子高齢化が進む日本社会ですが、日本では毎年約450校以上の学校が廃校となっています。
子どもが減っている今の日本で、子ども向けのビジネスというのは難しくなっています。
教師という仕事をビジネスと考えるのは難しいかもしれませんが、生徒を集めるためにSNSを積極的に活用しなければ行けなくなってきます。
最初の方に書きましたが、個人の時代が顕著になります。
あの先生のもとで学びたいから、この学校に行きたいというような時代になってもおかしくないはずです。
学校としても、影響力のある先生は優遇したいはずですが、何もない先生はリストラされる可能性だってあります。
教師は安定というのは死語になるかもしれません。
あなたは、その時代に生き残る準備はできていますか?
SNSを有効活用して働く
ここでは、実際に教師がどうやってSNSを活用していけばいいのか解説して行きます。
映像授業
積極的に映像授業を作っていきましょう。
作った映像授業をYouTubeで公開するのでもいいですし、自分でそういうプラットホームを作ってもいいかもしれません。
映像授業で予習してきて、実際の授業では話し合いをするといったような反転授業というのも出てきています。
いきなりYouTubeに公開することが不安な方は、自分の担当する授業で、映像授業を取り入れてみるといいと思います。
僕はYouTubeの限定公開で動画を公開しています。
生徒からは、いつでも勉強できるからありがたいとのことです。
文字で発信
動画が苦手という方は文字で考え方を発信していくことをオススメします。
Twitterやブログを活用することがオススメです。
どちらも無料で簡単に始めることができるので、まだ初めていない方はぜひ初めてみてください。
Twitterでは、少ない文字数の中でいかに相手に伝わる文章を作ることができるか。
ブログでは、自分の文章で読み手に行動してもらうことが求められます。
片方だけでなく、両方合わせて取り組むとより効果的であると言われています。
個人でお金を稼ぐ
SNSで発信していく背景にはそこで発生するお金というのも少なからずあります。
YouTubeやブログなら、そこからでてくる広告収入などが見込めます。
下記の記事で解説しているのですが
いい教師になるためには
心に余裕があること
が条件だと思っています。
もし、発信でお金を稼ぐことができたら心に余裕も生まれいい循環が発生します。
実際は、簡単に稼ぐことはできません。
本業以上に考え戦略を立ててやる必要があります。
簡単に稼げるに騙されないように注意しましょう。
まとめ
今回は、教師がSNSで発信すべき理由について解説してきました。
結論は、個人で強力な発信力を持つことができるからです。
その背景として
・個人の時代になっていること
・学校教育が大きく変わろうとしていること
を説明しました。
発信力というのは、大きな力を秘めている一方、危険性もたくさんあります。
匿名で発信するのか、実名の方がいいのかなど
たくさんの情報の中から選択しなければいけません。
僕のこの意見も一つの情報でしかありません。
当然、反対意見を持つ人もいます。
ただ、SNSをうまく活用することで新しい教師の働き方の可能性を提案できることも事実です。
SNSをどう活用するかはあなた次第です!
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