こんにちは、柴田崚介です。
2019年4月より非常勤講師として私立高校に勤務しています。現役の高校教師です。
先日、下記のようなツイートをしました。
神戸に帰ってくると
— 柴田崚介@高校教師×大学院生 (@ryoispassion) 2019年6月4日
大勢の中の一人でしかないって思えて
誰も自分のことなんて見てないって思ったら気が楽で楽で仕方ない。
福知山にいるときは、どこにいても学校の先生として見られてる気がして
疲れるってのは正直ある
これが、正直に今僕自身が感じている気持ちです。
今後、先生を目指している方に向けて書きます。
常に”先生”である
実際に教師をしていて感じるのですが、先生という職業は、24時間先生です。
他のサラリーマンなどとは、違った見方で見られてしまいます。
例えば、街中で買い物をしていても先生なのです。
世の中の先生像の行動をしなければいけない
先生という人物像にはどんなイメージがあるでしょうか。
ほぼ間違いなく”人として模範的である”というものが想像されると思います。
子どもに対して、教育を行う人間であるのだから、
もちろん日頃子どもたちに注意しているようなことは自分はしてはいけない。
日頃、散々文句言ってきている先生が、街中で人としてしてはいけないことをしていたらどう思いますか？
答えは最悪ですよね。
つまり、街中を歩くときは、誰かに見られている感覚を持たなければいけません。
教え子の数だけ、遭遇する可能性も上がる
なぜ、教師が有名人と同じであると主張しているかいうと
年々その先生を知っている人の数は増えて行くからです。
ここが他の職業との違いかなと感じます。
普通にサラリーマンをしていて出会う人間の数より、先生をしていて出会うに人の数は、
圧倒的に先生の方が多いですよね？
しかも、先ほども述べましたが先生として認知されて行くんです。
自分の好きなことができなくなる
少し大げさかもしれませんが、先生をするということは常識人でないといけません。
好きな服も着れない！？
先生というのは街中にいれば、常に先生として見られているとお話ししてきました。
その続きですが、先生として見られているということはそのイメージにあった格好をしなければいけません。
いけませんというと批判がきそうなので、述べますが
もちろん、先生だろうがなんだろうが自分の好きなようにしたらいいと思います。
でも、例えば普段はビシッとスーツで決めている男の先生が本当はジェンダーレスのような可愛い服を実際に着ることができるでしょうか？
世の中の多くの先生が着れないですよね。
日中に行動しにくくなる
多分、多くの先生方が感じていることなのですが
日中に街中などへ行動しにくくなります。
それはなぜか
「生徒と遭遇する可能性が高いから」です。
生徒たちが活動している時間に行動すれば、その分遭遇する可能性は必然的に上がります。
多くの先生方が意識的にその時間の行動を避けていると思います。
僕自身、日中に生徒が多くいる場所には行きにくいです…
有名人になる覚悟はあるか
先生になるということはその地元では有名人になるということです。
その覚悟はありますか？
自分の本当にしたいことですか？
教師にとりあえずなろうとか考えている人は一度真剣に考えて見て欲しいです。
「好きな服が着れなくなる」を一つの例にしましたが
もし、自分の本当にしたいことが先生像とマッチしないなら辞めるべきだと思います。
自分の生き様が生徒に伝わる職業です。
少しネガティブなことを述べてきました。
先生は有名人であり、プライベートがなくなると
でも、裏を返せばそれだけの影響力を持つということなんです。
みなさんが、有名人に憧れて真似して見たりするように
先生というのは、身近にいるスターでもあるんです。
自分の中に強く子どもたちに伝えたいことがあるなら、先生という職業はいいと思います。
実際に、英語の教師になりたい！と言ってくれる生徒もいます。
先生は人の人生に関わる職業です。
今後先生を目指している方は、必ず自分の信念を持ってください。
適当に、とりあえずで成り立つ職業ではないです。
先生の一言で人生が変わる生徒もいます。
そんな職業である分、自由も少なくなります。
でも、その分の影響力は持つので自分の行動・言動に責任を持つようにしましょう。
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