こんにちは、柴田崚介です。
大学院に通いながら、ブログを運営しています。
昨年度まで、大学院×高校非常勤講師×部活顧問というなかなかハードな人生を送っていました。
※ 2020年度は修論に専念中
先日、下記のツイートをしました。
コロナの前から言ってますが、極論今後教師のあり方が変わります。
— 柴田崚介 (@ryoispassion) April 8, 2020
オンラインでわかりやすい先生の授業みるのと、オフラインでわかりにくい先生の授業どっちがいいか。
答えは明白ですよね。
ブラックなのは知っています。でも、勉強したり新しい能力を身につけたりしない先生は淘汰されますよ。
今回は、教師ってオワコンなのか、今後の教師の働き方ってどうなるのかについて教育に携わっている立場から解説していこうと思います。
結論を言うと
今と対して変わりません。
ただ、今回のコロナウイルスの影響で頑なに変化しなかった日本の教育が少しずつ形を変えていくのかなと感じています。
現在の日本は
・少子高齢化で子ども少なくなる
・教師の人手不足
という正反対の課題に直面しています。
教師はブラックだというメディア操作(実際もブラックな職場は多いですが…)によって教師を目指す人が減ってきているのが現実です。
若い僕から見ても、正直教師という仕事に魅力を感じることはあまりないです。
ただ、やりがいはあります。
でも、このやりがいだけでは魅力を感じないのが現在の若者でもあると思います。
結論、今と変わらないと言いました。
ただ、予想として今後教師の多くが必要なくなる未来も考えることができます。
今後教師を目指したい方はその未来を見据えて行動する必要があります。
今回は、そんな未来を想定しながら、今後の教師について一緒に考えていきましょう。
オンライン授業の発展
近年、オンライン授業がかなり発展してきました。
予備校の映像授業からはじまり、スタディサプリなどが台頭してきました。
スマホでネット環境さえあれば、予備校講師の最高の授業をいつでもどこでも見ることができる時代です。
そんなオンライン授業が発展すると現場の先生たちはどんな影響を受けるのでしょうか。
教師戦国時代
ちょっとカッコつけてタイトルつけましたが、教師戦国時代が訪れる可能性があります。
実際、スタディサプリなどの授業を見て感じるのは、現場の先生より圧倒的にわかりやすいということです。
現場の先生よりわかりやすい=スタディサプリで勉強したほうがいいや
となるのは容易に予想できます。
つまり、教科指導がうまくない先生、学ばない先生たちが淘汰される時代になる可能性があるということです。
・わかりやすい先生に教えてもらっている
・わかりにくい先生に教えてもらっている
不平等ですよね。
日本全国の中で、一番教えるのがうまい先生がオンラインで授業すれば、東京にいようが、地方にいようが同レベルの教育を受けることができます。
実際は、その子どもに合う合わないがあるので、教科につき1人はありえませんが…
こんな時代が意外にもすぐそこにあるのかもしれません。
コロナウイルスの影響でさらに加速
今回のコロナウイルスの影響で、休校措置が行われました。
そこで、あがったのが
「子どもの教育をどう補償するか」
という問題です。
世間では、オンラインで授業しよう!という流れですが実際に実現できているのはほんの一部です。
ただ、多くの人(特に大人)がオンラインの良さを知るキッカケになったことは間違いありません。
zoom会議などが行われ、あれ意外といけるやん!
となった方も多いはずです。
これによってオンラインに消極的だった層がオンラインに興味を持つことになります。
その流れでどんどんオンライン授業が導入される可能性は高くなりました。
現状は?
実際は、そう簡単に変わることはありません。
理由はいくらかありますが、一番の理由は国が教育にお金を出さないからです。
例えばスタディサプリは月額1,980円ですが、世の中にはそれを払うことができない家庭がたくさんあります。
スタディサプリを運営しているリクルートも企業ですから、無償で学校に提供するということはまずありえません。
では、国がお金を払って全国の学校に導入するかというとそれも難しいです。
一度、国に選ばれて導入されれば莫大な既得権益を得ることになります。
共通テストの民間試験もそうですが、多くの人が反対しました。
日本人の性格上、教育でどこかの企業が儲けを出すことを嫌います。
以上のことから、現実問題、教科指導が全てオンラインの授業になるというのは難しい未来です。
教師の専門化
教師って何をしているイメージですか?
授業していることより、部活を指導しているとかをイメージする人も多いのではないでしょうか。
そんな教師像が変わるかもしれません。
教師は仕事が多すぎる
今の教師の仕事は多すぎます…
それが若者の教師離れにも繋がっているのですが、いかんせん上の方は気づいてもくれませんw
今、教師の仕事が多すぎるせいで何が起こっているかというと
教育の質の低下
です。
一番やらなければいけないはずの授業準備に時間をとることができずに、その日のノリで授業してしまう。
これが、日本の教育現場でよく起きている悲劇です。
これを解決するためには次の2つしかないかなと思っています。
・教師の給料を上げる
・その他の業務は専門の人を設置する
教師の給料を上げるというのは、今の仕事量と給料が見合ってないからです。
もし、教師の給料が2倍になれば今の仕事量でも全然やります!という人は増えるのではないでしょうか。
その他の業務は専門の人を設置するというのは、部活指導は外部に委託するor外部コーチに任せるなどです。
先生もなんでも屋ではないのですから、教師の人数を増やすのではなくて、学校現場の人数を仕事内容別に増やすというのが一番の得策です。
教科指導に専念できると?
教科指導に専念できるようになるとメリットが生まれてきます。
・教育の質が上がる
・先生の心に余裕ができる
・日本全国の子どもの学力の向上
正直、いいことしかないです。
教科指導に専念することができるので、今まで勉強不足で実践できなかったアクティブ・ラーニングも導入しやすくなります。
もっと先生間で教科指導について切磋琢磨していける環境になっていきます。
結果的に、子どもたちはオフラインでも最高の授業を受けることができるようになるかもしれませんよね。
オンラインより、オフラインの方がいいと感じている子どもも多いみたいです。
他の教師と差をつけるために
では、日本全国にいる教師たちの中でどうすれば差をつけることができるのでしょうか。
教科指導で勝負するのはサッカー選手で一流になるくらい難しいです。
では、どうやって付加価値をつけていきますか?
個人の時代になる
教師だけではなくて、世の中の流れ自体がそうなのですが、いまは個人の時代です。
今後もっと顕著になってくると思います。
テレビのCMで宣伝するより、YouTuberが宣伝した方が商品が売れる、そんな時代です。
そんな中で、私たちはスキルを身につけていかないといけません。
ゲラゲラテレビ見てる暇なんてないですよ?
個人として評価される時代になってくると、あなた自身がなんのスキルを持っているかが大切になってきます。
ヒントはスキルの掛け算です。
よく言われることですが、教師ができる人はたくさんいます。
でも、教師できて、サッカー教えれて、ブログ運営できて、プログラミングできて、動画編集できて、音楽できて…
僕自身を例にあげてみましたがw
どうですか?
まあまあ、オンリーワンですよねw
雇用の形も個人の時代到来によって変化します。
僕を雇ってください!
から
あなたを雇わせてください!
になっていくと予想しています。
リクルートスーツ着て、みんなと同じように面接受けることはなくなってくるかもしれませんね。
副業にチャレンジしよう!
え、私全然スキルないやん…
とぎくっとした方もおられるのではないでしょうか。
そんな方は副業を始めたり、資格をとってみることをオススメします。
「副業」をオススメする理由は次の2つです。
・実務経験がつく
・収入が増えると心が安定する
一年前、ブログを始める前の僕と今現在の僕では、かなり差があります。
当時は今の姿を全く想像できていませんでした。
最初の方の記事と比較してもらえると顕著にわかりますが、文章力にしても記事の構成にしても、かなり成長しています。
それは、0を1にするために必死に試行錯誤をしたり、1からどう増やすか考えたりしてきた結果です。
もし、教師という職を失っても生けていけるようになるのが理想ですよね!
収入が増えると教師として一番大切な心に余裕を生むことができます。
世の中で体罰などが起こる原因の一番は教師の心に余裕がないからです。
副業である程度稼ぐことによって、教師としての魅力が増します。
資格試験を受けるのもありだと思います。
ただ、注意しなければいけないのは、
資格は持っているだけでは意味がない
ということです。
そのとった資格をどのように活用するのかまで考えておくようにしましょう。
まとめ
今回は、「教師はオワコン!?今後の教師の働き方はどうなる?」とテーマに解説してきました。
結論は、
今後も教師という仕事はあり続ける
です。
ただ、間違いなくゆっくりとかもしれませんが、本文で解説したような変化が起きてきます。
オンライン授業が導入されたり、教科指導に専念できるようになったり…
そんな時代がいつきてもいいように
個人としての価値を上げておきましょうという話でした。
そのために「副業」もオススメしました。
多様なスキルを身につけ付加価値をつけて、今後の時代を楽しみましょう!
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