英語教師になるには [必要な資格と能力とは?]

教職
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こんにちは、柴田崚介です。

大学院に通いながら、ブログやYouTubeを運営しています。

私立高校の英語科非常勤講師とサッカー部のスタッフも両立していました。

※ 2020年度は修論専念中



今回は、


英語教師になるにはどうすればいいのか
必要な資格と能力は?

の疑問について、実際に英語教師をしている僕が解説していこうと思います。

結論、英語教師になるには


教職課程のある大学に行って教員免許状を取る

です。

小学校の先生などは、大学にいかなくても資格試験を受けることでなれるのですが、中高は大学に行く必要があります。



大学で実際に教員免許状を取り、教師をしている経験から


・資格の取り方
・就職の仕方
・求められる能力

の3つの観点から解説していきます。

では、いきましょう。

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資格の取り方

まずは、資格の取り方についてです。


資格 = 教員免許状

です。

これを取得するには教職課程のある大学に行って教職課程を受ける必要があります。

投稿者
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普通の大学生とは別に1.5倍ほど卒業に関係ない単位を取らなければいけません。

大学で必要な単位を取得する

大学の教職課程に文部科学省が定める必要な単位を取得する必要があります。

科目は2つあり


・教職に関する科目
・教科に関する科目

があります。

流れとしては、1年生次に教職に関する科目を取り、2年生次から教科に関する科目を取得していきます。


教職に関する科目

教職に関する科目は、すべての教員、つまり全教科の教員が必要な科目です。


教科に関する科目

教科に関する科目は、取得を目指す教科に必要な科目になります。



この2つの科目を取得し、介護等体験、教育実習をクリアすることで

卒業と同時に教員免許状がもらえます。

投稿者
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中高によって取得しなければいけない単位数が異なります。

どちらも取得するのが一般的です。

民間試験の受験も必要

民間試験というのは


英検
TOEIC

です。

大学の教科に関する科目の単位を取るためにも、その後の教員採用試験を突破するためにも必要です。

科目に関する単位で必要な資格のレベルは大学によって異なります。

英検準1級orTOEIC700以上を求める大学もあれば、英検2級orTOEIC500以上を求める大学もあります。

必要になるのは大学2年生からなので、1年生次に必要な資格は取りきってしまうようにしましょう。

投稿者
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大学がどうであれ英検準1orTOEIC700以上を取得するのが理想です。

教員採用試験で他の受験生と比較されます。

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就職の仕方

無事、教員免許状を取得した後、どのように教師になっていくのでしょうか。

公立を目指すか私立を目指すかによって変わってきます。

それぞれについて解説していきます。

公立学校

公立の中高で教員をやるには


教員採用試験に合格する
講師登録をする

の2つがあります。


教員採用試験に合格する

各都道府県または市で行なっている採用試験を受験し教諭を目指すのが基本です。

各自治体によって試験内容が異なります。

なので、受けたい自治体の試験の対策を行う必要があります。

気になる自治体があるのであれば、「〇〇県教員採用試験」と検索し調べてみるといいです。

教諭になると公務員となり、クビを切られることは基本ありません。

投稿者
投稿者

問題を起こして懲戒処分を食らっている教諭も最近増えてきましたね…


講師登録をする

一方、講師登録では試験はありませんが教員になれるかは確定ではありません。

なれたとしても1年契約なのでクビになる可能性はあります。

イメージとしては、教員採用試験に受からなかった人が受かるまで講師をする感じです。

講師にも、常勤講師と非常勤講師があります。


常勤講師は教諭と同じ仕事が求められます。
非常勤講師は、その授業時間だけの契約です。

常勤講師は、教諭と同じ給料がもらえますが、非常勤講師は単位によっての給料になります。

別記事に非常勤講師の給料についてまとめてあるので参考にしてみてください。


また、参考に兵庫県の講師登録のHPのリンクを貼っておきます。

HP: https://www.hyogo-c.ed.jp/~kyoshokuin-bo/koushi.htm

私立学校

私立の中高で教員をやるには


各学校の試験を受ける
コネを使う

の2つがあります。


各学校の試験を受ける

私立学校もそれぞれ採用試験のような形で試験を用意しています。

気になる学校に問い合わせ試験を受け採用を目指すパターンです。

各学校によって傾向や難易度は異なるので、事前にサーチししっかりと対策を行いましょう。

投稿者
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私立学校は応募をクローズにしているところも多いので積極的に採用はないかアプローチする必要があります。


コネを使う

私立の場合はコネで教員になるパターンが一番多いです。

その学校の卒業生であったり、だれかの紹介であったりします。

コネを使った場合が一番簡単に教員になれます。

ただ、私立にも教員のパターンがいくつかあり


非常勤
常勤
専任

です。

常勤や専任になるには、非常勤講師で何年か働くかその学校の採用試験に合格する必要があります。

もちろん、私立なので転勤はないので長い目でみるなら時間をかけて専任を目指すのも一つの手ではあります。

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求められる能力

英語教師になるために必要な能力はなんでしょうか。

正直、理想と現実は大きく異なります。

また、自分の英語力を上げるために今日からできることも解説します。

英語だけで授業を行うことが理想だが…

理想はこれです。


「英語だけで授業を行う」

英語だけで授業を行おうと国は目指しています。

その能力の基準として、資格でいうと英検準1級程度の英語力が求められています。

でも、大学を卒業して英語科の教員免許を取得した人の何人がそれが可能かという話です。

もっと言えば、現役の先生達でもできない人がいるわけです。

東京などをみれば、できる先生の数も多いのかもしれませんが

全国でみると、できない先生の方がなんなら多いと思っています。

最低限はできます。

でも、生徒に生きた英語を教えるという面では不十分でしょう。

本当にこれが、理想と現実のギャップです。

今は、最低限喋れれば英語教師になれます。

ただ、必ず自分の中の理想と現実のギャップに苦しむ日がくるので

毎日、自分の英語力を上げる努力をし続けましょう。

それをするだけで、あなたは英語教員の中でもトップになれます。

英語力を上げるためにできること

英語力を上げるためにできることを紹介します。

一番は、留学をしたり英語で仕事をすることです。

でも全員ができるわけではないですよね。

ここでは全員が今日からできることを紹介します。


オンライン英会話

現代はありがたいことにネットでネイティブスピーカーと話すことができます。

月額にすると、少し高いですが自分の英語力を上げるためには必要な投資です。

オンライン英会話で自分のスピーキング能力を高めて他の先生たちと差をつけましょう。


人気英語系YouTuber Atsuさんもオススメしているオンライン英会話です。

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スタディサプリ

中高生向けのスタディサプリかスタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースがオススメです。

中高生向けのスタディサプリをオススメする理由は、その授業の質にあります。

CMでも有名は関先生の神授業は本当に目から鱗です。

今後はオンライン授業も教師として必要な仕事になることが予想されます。

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TOEICを頑張りたいならTOEIC対策コースがオススメです。

アプリで簡単に勉強できますし、無料体験期間もあるので一度試してみることをオススメします。

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まとめ

今回は、


英語教師になるにはどうすればいいのか
必要な資格と能力は?

の疑問について、解説してきました。


結論は教職課程のある大学に行って教員免許状を取得する

でした。


・資格の取り方
・就職の仕方
・求められる能力

の3つの観点から見ていきました。

英語教師になるということがだいぶイメージできたのではないかなと思います。

教師は正直にブラックです。

ただ、若い人や社会を経験している人間が変えるしかないと思っています。

その一歩を今日踏み出して見てください。

大学時代2年間の少年サッカーのコーチをする。その後半年のロンドン留学でプレーヤー、指導者として学ぶ。プレーヤーとしては、ドイツ5部の練習参加を経験。指導者として、FAライセンスLevel1取得。
「廃校利活用」で修士号取得
現在、私立高校英語科非常勤講師、同校サッカー部スタッフ
英検準1級、FAライセンスLevel1

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