こんにちは、柴田崚介です。
大学院に通いながら、高校非常勤講師をしています。
あなたは、自分の人生を誰かに捧げる覚悟はありますか?
先日、下記のツイートをしました。
教師は本当に大変な仕事。
— 柴田崚介@次世代の教育者×挑戦者 (@ryoispassion) February 6, 2020
極論、他人の人生なんてどうでもいいわけです。
街中ですれ違う人の人生なんて気にしないですよね?
みんな自分の人生を生きるのが精一杯なんです。
その中で自分の人生を犠牲にして生徒の人生に関わる。
自分だけの幸せを考えれば、絶対選択しない仕事ですよね。
非常勤講師とサッカー部顧問として、高校生に関わってきましたが、自分の時間を相当捧げてきました。
結論から言うと、自分の人生を考えるなら教師はやめといたほうがいいと思います。
自分の人生より他人が幸せになることが生きがいの方だけ教師を目指しましょう。
✔︎この記事を読んでわかること
・教師という仕事の大変さ
・他人に自分の人生を捧げるということはどういうことか。
・どういう人が教師に向いているか
教師という仕事はブラックオブブラックです
教師の仕事がブラックというのは、現在では周知の事実になってきました。それを知って教師のなり手が減っているというのもあると思います。
実際に教師という仕事をしている僕から言わせても、ブラックオブブラックです。
ただ、この感じ方は人によって変わると思うので、解説していきます。
やらなければいけない仕事が多い
教科を指導する以外の業務が多すぎです。非常勤講師だと、授業だけの契約なのでそこまで大変さはわからないかもしれません。
しかし、教材研究だけでも家に帰ってから何時間もかかるのに、これに他の業務も処理しなければいけないと考えるときが狂います。
部活指導で一日潰れたり、担任を持てば生徒指導、保護者対応などがあります。
自分のしたいことは、一切できません
上記で想像できると思いますが、自分のしたいことに一切時間が使えません。
最近は、副業などが話題になっていますが、その時間を確保しようと思えば、睡眠時間を割くしかないです。
とりあえず、教師なってみようとかそんな甘い覚悟でなってしまうと後悔する可能性が高いと思います。
環境的に視野が狭くなる
やはり、閉鎖的な環境なのでどうしても視野が狭くなってしまいます。
それが多くの先生が鬱になってしまう原因でもあるのかなと思います。
その学校の考え方が全てになってしまうのです。
逃げ出したくなったら逃げればいいんですが、それがとてつもなくしにくいのが教師という仕事だと思います。
✔︎残念ながら自分の時間なんて一切確保できないブラック職場です。
他人に自分の人生を捧げる仕事です
本題に入りましょう。記事のタイトルにもあるとおり、教師というのは他人にい自分の人生を捧げる仕事です。
ひびきはカッコよく聞こえるかもしれませんが、自分のしたことを諦めるということでもあります。
「生徒のために」という魔法の言葉があなたを魔法にかけてしまうのです。
人としての魅力がなくなる?
他人の人生に関わることができる」
これが教師の仕事としてやりがいに繋がる大きな部分だと思っています。
他人の人生に関わり少しでも影響を与えるわけです。
あなたが、生徒だった時を思い出して欲しいのですが、どんな先生が魅力的でしたか?
生徒の人生に関わるということはそれなりの責任が生じると思います。
自分自身が人として魅力ある人間になれているのでしょうか。
人としての魅力を磨くためには、たくさん勉強してたくさん経験しないといけないです。
人の人生に関わる仕事をする人が、その勉強する時間を確保できないんです。
あの先生おもんなかったわ。そう思っていた先生と同じようになってしまう可能性が高いのです。
自分を成長させることができない
例えばなんですが、教師の仕事を続けたとしましょう。
なんのスキルが身につきますか?
何も身につかない
これが答えです。少しオーバーに感じるかもしれませんが、サラリーマンベースで考えたとき、必要なスキルは教師で身につくのでしょうか。
つまり、成長ができないんです。
人の成長は、勉強をやめた時点で停止します。教師の仕事は仕事に追われるうちに思考停止に陥りがちです。
これでは全く自分を成長させることができないですよね。
人のために自分を消費し続ける
自分の成長には一切繋がらないのにずーっと生徒のことを考えて働き続ける。
残念ながら、我が国は少子高齢化がかなり進んでいます。
教育のあり方も変わってくるでしょう。本当に教師というのは安定した仕事なのかも疑わしくなってきました。もう聖職と呼ばれる時代ではないです。
現代で誰かのために自分の時間を消費し働き続けるのは一見安定しているようにみえるかもしれませんが、危険です。
✔︎残念ながら、現在の教育現場では、教師を続ければ人のために時間を消費し続け自分は何も成長できません。
いろんな選択肢の中から教師を選ぼう
ここまで、散々教師になることを否定してきました。
でも、一つの意見として捉えてもらったらいいです。
逆に教師にはどんな人が向いているのでしょうか。
何のために働きたいのか
教師になることを考えている方に向けてなんですが、あなたの教師になりたいと考えたベースは何ですか。
・子どもと関わりたい
・部活指導がしたい
・教科を楽しく教えたい
いろんな想いがあって教師になりたいと考えていると思います。
例えば、子どもと関わりたいがベースだったらどうでしょう。
教師以外にもたくさん選択肢があると思うんです。とりあえず教師じゃなくて本当に自分がしたい関わり方ができる仕事を模索して欲しいなと思います。
あなたの子どもたちへの想いを合わない職場で消費する必要なないんです。
若い人たちが教育を変える必要がある
事実、今の教育現場の多くが若い人たちが活躍できる場所ではないんです。
学校現場が縦社会だからです。
これに嫌気をさして多くの優秀な若い先生が教育現場から離れてしまいます。
本当に教育を変えるためには、若い意志を持った先生が必要です。今は、仲間がいなく孤立してしまう。すごくもったいないです。
若い世代がもっと声を上げるべき時代にきているのかもしれません。
今の教育現場に向いている人は体育会系です
体育会系で、部活バリバリやっていたような人は今の教育現場でも特に苦なくやって行きます。
体育の教員を目指している方には朗報かもしれませんねw
上下関係に耐えることができ、部活に熱心になれるからです。←部活に熱心になることがいいことではないです。
続けれるかというベースで考えれば体育教員にとっては最高の環境ではないでしょうか。
自分を大切に
教師という仕事をする方は本当に自分を大切にしてください。
自分の人生が一番です。他人に自分を捧げすぎないでください。
無理だと思ったら逃げる。この感覚が本当に大切です。
僕自身、教育にずっと関わっていきたいですし、教育現場は変わっていかなければいけないと思っています。
でも、まずは自分が何をして生きるのが幸せなのか一旦振り返って考える時間を作りましょう。
✔︎今の教育現場に向いているのは体育会系
若い人は意見できないのが現実
結論
結論、教師になると生徒や他のことばかりで自分のことは一切できません!
教師しながら副業などを考えている方は
・教科指導が圧倒的にできる
・部活を持たない
・業務をテキトーにやる
のどれかに当てはまらないとキツイです。
今回はかなりネガティブな内容ばかり書いてきました。
でも、これが現実でもあります。
教師という仕事が悪いとは一切思いません。
ただ、環境が悪すぎるんです。
自分を大切に、後悔のないキャリアを選択してください。
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