こんにちは、柴田崚介です。
大学院に通いながら、高校教師とサッカー部スタッフを両立していました。
※ 2020年度は修論に専念しています。
今回は、「学校」が若者を地域に移住させ、地域活性化を行うためのキーワード?をテーマに解説していきます。
修士論文にて、廃校利活用を研究しています。
その中で、学校という存在が地域に与えていた影響というものに注目しました。
学校が地域に、若者に何をもたらしていたのかということを一緒に考えてみましょう。
結論は、「教育の場として学校の利活用」が過疎地域を救う可能性があるということです。
学校が地域にもたらしていたもの
まずは、学校が地域にもたらしていたものをみていきます。
学校というものがあることで、地域で何が生まれていましたか?
子どもたちがいる場所
学校では、子どもたちが勉学に励みます。
学校が地域にあるということは、そこには子どもたちがいるということです。
学校から聞こえてくる子どもたちの声、近隣住民からしたら迷惑という人もいるのかもしれません。
でも、子どもたちがいる地域は必ず元気なはずです。
学校というものは、子どもがその地域多く、必要だと作られます。
日本では、過去に団地などがたくさん作られ、その中で学校というものが誕生してきました。
つまり、学校というのはその地域に子どもがいるんだという「シンボル」であったということです。
地域活動の拠点(住民の集まる場所)
みなさん、小さい頃を思い出してください。
小学校の校庭で地域運動会たるものをした経験はありませんか?
僕が小学校の時に住んでいた地域ではありました。
年に一回、その小学校の校区でチームになり運動会がありました。
小学校校区の中のさらに小さな区切りですが、あの時は地域住民が協力して、何か一つの目標のために頑張っていました。
学校があることで、地域にコミュニティが生まれていました。
地域スポーツクラブだったり、多くのコミュニティが形成されていたと思います。
学校という場所で地域活動が行われていたことはいうまでもないでしょう。
学校がないことで起きること
学校がないことで、地域にどんなことが起きてしまうのでしょうか。
少し、暗い部分ではありますが、しっかりと現実と向き合ってみましょう。
地域の過疎化、高齢化
学校がなくなる原因は、地域の過疎化、高齢化が原因とされています。
つまり、子どもたちがいない、少ないから学校が廃校になります。
そうなると、その地域は必然的に過疎化し高齢化していきます。
西南日本では、基幹産業の衰退による挙家離村が多く、東日本では、出稼ぎによる過疎化が起こっているとされていました。
その地域を支えていた仕事(炭鉱など)の閉鎖に伴い、仕事がなくなり家族ごと引っ越してしまうのが挙家離村です。
今の過疎化、高齢化は自然減少によるものとも指摘されています。
日本全体としての人口減少がそのまま過疎地域にも影響がきているということです。
「過疎が過疎を呼ぶ」
学校がなくなると何が起きますか?
あなたが、小さな子どもの親だったとしましょう。
質問です。
今住んでいる地域には、学校がなく、その地域から学校に通うためにはスクールバスで1時間かかる。
どうしますか?
引っ越しますよね?
「過疎が過疎を呼ぶ」の一例ですが、子どもたちが少なくなったことで、学校が廃校になってしまうと余計にその地域が過疎に陥るということです。
地域活性化の事業を行う時に、どうしてもその地域にいる高齢者に向けて行われますが
子どもが住みやすい地域を作らないと、子どもは絶対に帰ってこないし、地域は活性化しないです。
子どもへの政策を強化し、地域に子どもの数を増やした成功事例が、兵庫県明石市です。
明石市の政策が気になる方は、市長自身が本を出しているのでチェックしてみてください。
学校で地域は変わるのか
じゃあ、学校があれば地域が変わるのかということですが
変わる
そう、思っています。
大学生の可能性
大学生という可能性についてみていきます。
学校というものの中でも、大学生という存在が地域を活性化していく上で需要なキーワードになってきます。
なぜなら
・自立性がある程度ある
・行動ができる
・次に繋げられる
からです。
地域に入り活性化を行っていくためには、自立性が求められます。
全員ではないですが、こういう地域活性化の活動に参加する学生の多くは自主性に満ち溢れていると思っています。
自分で考え地域に入っていく、大学生だからこそできる部分でもあると思います。
大学生の良さでもあるのは、そのフッ軽でしょう。
大学生だからこそ、夏休みなど大きな時間を使って何かプロジェクトを行うことも可能でしょう。
大学生であれば、次の世代に繋がっていけます。
その大学に新しい学生が入ってくる限り、その地域での継続的な活動が行えます。
大学生は、地域活性化の課題である、継続性ということをクリアできる存在です。
卒業後、就職をするかどうかを迫られた時に、地域に残るという選択肢を取ってくれる可能性もあります。
地域に若者が定住するキッカケになる可能性もあります。
大学生を筆頭に地域周辺の高校生、中学生と輪を広げていけます。
オンライン授業がもたらしてくれた光
コロナの影響は大きかったです。
いろんなものを失った方もおられると思います。
でも、教育面に関していえば光も見えたと思っています。
それが、オンライン授業です。
これを平常時でも選択できるようになれば
もし、教育の格差を埋めることができるのであれば
地方にいながらでも、都会の授業を受けれるなら若者が地域に移住してくれる一つのキッカケになります。
廃校になった学校を「学校」として使う
これがこの記事で最も言いたかった部分です。
廃校になった学校をいろんなものとして利活用されていますが
やはり、「学校」として使うべきだよね。
ということです。
教育活動が行わている拠点にするということです。
全世代にとっての「学校」として再生する、その地域に若者が集うようにする。
学校が持っていた本来の姿を復活させれた時、地域はきっと再び輝きます。
まとめ
今回は、「学校」が若者を地域に移住させ、地域活性化を行うためのキーワード?をテーマに解説してきました。
結論は、「教育の場として学校の利活用」が過疎地域を救う可能性があるということでした。
僕自身が今、考えていることを記事にした、そんな感じですw
しっかり、事業案を固めて動き出したいと思っています。
もし、興味のある方はTwitter(@ryosuke_studys)で検索してみてください。
一緒に動きましょう。
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